iPhoneにはNewtonScriptはないのか
iPhoneに関する情報があちらこちらで大分出てきて、少し冷静に見れるようになってきた。
いや、もちろん欲しいけどね。
最初はNewton復活か?とも思ったけれど、どうもこれはちょっとまだ微妙なんじゃないかと。
ITproに「Apple TV」「iPhone」担当バイス・プレジデントとの一問一答--Macworldより [
link] が掲載されていたのだけど、これによるとどうやらiPhoneもiPodなどと同じくクローズド・プラットフォームということらしい。ウィジェットも限られたものしかインストールできないとのこと。10.5にバンドル予定で、現在β版が公開されているDashcodeでiPhone用のウィジェットを作ったりできるのかな~とか考えていたけどどうやらダメらしい。
かつてHyperCardという素晴らしい環境があり、そしてNewtonではNewtonScriptがあった。
iPodやiLife。そして今回のApple tvやiPhoneと、Appleはとても魅力的なハードやソフトを提供し続けてくれているけれど、それらは逆にどんどんどんどん提供する側にはなりにくい環境を固めていっているように思えるのだよね。
もちろんセキュリティや著作権等の問題を考えればこういったあらゆるメディアを扱う端末で、かつてのNewtonのようになんでもありなモノというのはもうあり得ないのだろうけれど、そのクローズドな環境の一部分だけでも、楽しみを享受するだけじゃなくて作り出したいと考えている人たちの「遊び場」として提供してくれないだろうかと思うのだ。
もしも「消費者用製品」というのはそういうものなんだというのなら、MacのラインナップにProというカテゴリーがあるのだから、こういったものもPro向けを出してほしい。
まぁ出ないだろうけど。
ITproの一問一答を見てると、今回社名からComputerの文字を消し去ったのは、何かこういう「遊び場」の提供はもうしないという意思表示みたいに思えてきちゃって、なんとも微妙な寂しさが漂ってしまうのだ。
発売まではまだずいぶん時間があることだし、その間にもう少し自由度の高いものへと変わっていってくれないかなぁ。