iPadでた
でた!でた!でたねー!
ということで、iPadがでたわけで。
ライブを追いかけてたから、直後にワーイ!と書きたかったのだけど、今回は3時スタートなこともあり、途中もやたらと長くて力つきて寝てしまったのと、その後はとてもとても忙しくてワーイ!どころじゃなかったこともあり、やっとこさっとこ落ち着いてさて何か書いとこうかというところ。
さて、そんなわけでちょっと間をあけて冷静になると、最初は見えていなかったものが見えてきたりです。
今回のiPadがでるにあたって気になっていたのは以下の点。
1. WiFiは必須としても3Gは付くのか。
2. Mac OS Xとファイル共有は可能なのか。またそれは双方向なのか。
3. iSight的ユーザ側カメラが付くのか。
4. これはiPhoneのようにパーソナルなものなのか。それとも例えば家族内でシェアできるようなものなのか。
まず、1.については選択可能となっていてこれはとても嬉しい。個人的には3Gはいらないと思うから。
iPhoneと別にもうソフトバンクと新たな契約をしたくないというのもあるし、自分の生活のなかではWiFiポイント間の移動中に、iPadを使用するというシチュエーションが考えられないということもある。
2.についてはまだあんまり情報がないけれども、分かる範囲ではちょっと微妙な感。結局はiPadの領域の一部をMac OS X側に解放するだけということなのだろうか。
iPadはまぁでかいiPod touchであるわけだから、扱いとしては母艦にぶら下がるデバイスであればいいのかもしれないのだけど、商品マトリクスとしてiPhone/iPod touchとMacBookの中間に位置づけるのであれば、iPadからもMac OS Xやその他のサーバ等に接続しにいけるものであってほしいと思うのだけど。
3.は付かなかったし外側のカメラも無し。
外側のカメラが付かないのは問題ないし正しいと思う。あんなでかい板を構えて写真やビデオを撮る姿はありえない。でも、内側カメラは付けてほしかったな。
iPhoneがそうであったように、こういう自由なデバイスは加速度センサーや環境光センサー、デジタルコンパスにGPSと、あらゆるセンサーや情報インプットを持つことで、それらの組み合わせによってこれまでにない新しい可能性を作り出してきたし、それを持ち歩けることに意味があったと思うから。
カメラは重要なインプットだと思うんだけどなぁ。
4.は最初はぴんとこなくて残念な感じだった。
iPhoneやiPodはほぼパーソナルなもので、他人とシェアするのは難しいものだ。
一方MacBookなどMac OS Xの環境ではマルチアカウントも可能であるし、それこそ家族で1台をシェアすることは可能だ。
では、iPadはどうか。
結局中身はiPhone OSなのだから普通に考えればこれはパーソナルなもの。各人の鞄に入っているスケジュール帳やノートのようなもので、あまり他人に渡したり見せたりできないものということになるのだけど、正直なところ最初そう思ったときにはちょっとガッカリしたのだ。
というのは、iPadにiPhoneやiPodとは異なる、身近な人とシェアできるものを期待していたから。
ところが、Appleのサイトで公開されているビデオをみたらその印象がガラッと変わってしまった。
椅子にゆったり座って、実際にiPadを操作している姿、そのインターフェースを指で操作する様をみたとき、「あぁ、これはシェアできるな」という不思議な確信がうまれた。
これは単純にタッチパネルをつけただけのコンピュータではない。iPhoneのときもそうであったけれど、インターフェースのデザインがやはり大きな意味を持っている。
それは例えば横から覗き込んでいる人が、より顔を近づけたくなる動きであったり、両手の指を使って操作する人が、隣りに座っている人にその操作を見せたくなるようなデザイン。
フォトアルバムのスタックの操作や、電子ブックのページをめくる動きなど、新しく追加されたインターフェースのどれもが、操作すること自体にワクワクするような魅力があって、それを誰かとシェアしたくなる。
だから結論としてはiPadはiPhone OSだけどシェアできうるものだと思う。
電子ブックとか日本における展開がちょっと微妙なところだけど、iTunes Storeのようにこれもきっと大きな流れを作り出すんじゃないかな。
iPhone OS 3.2が載ってるそうだけど、4はいつ頃になるのだろう。新型iPhoneとあわせて夏とか?
iPadの存在でiPhone OSがただの小型デバイス用OSから、俄然おもしろいものに進化していくんじゃないかという予感もありワクワクが止まりません。
Newtonからようやくここまで来たかという感があるね。