4/3でのパノラマ撮影
今月末にあれこれ撮る予定ができたので、それに備えて練習がてら撮影。
ちょうど展覧会中なのでいろいろ物があって楽しい。
低い位置で椅子に接近した状態で撮ってみた。
これの前にちょっと外で試し撮りしたら微妙にズレてて、どうも真上1枚撮ってるのがちゃんと真上を向けてなくて足を引っぱっているようだった。それなら真上撮らなくていいんじゃないかということで、今回は上30°で6枚。下30°で6枚。あと三脚消し真下1枚という構成にしてみた。そしたらやっぱり繋がり具合がとても良い。今後はこれだな。
まぁ、これに一応使わないけど保険として真上1枚撮っておけば月末撮影は万全か。
ところで、あちこち見て回ってもQTVRとかこういうパノラマ撮影で、4/3使ってるって人はあんまり見かけない。パノラマ雲台でもオリンパスは後回しという感じ。まぁ実際4/3の魚眼が出たのは最近だし、そもそも広角レンズが高いというのもある。
当サイトでも以前は14-54mmを使って38枚とか、HDRI用に152枚とか泣ける撮影をしておりましたが、現状の4/3のレンズでとりあえず楽に撮影ができるものというと、8mm Fisheyeか、7-14mmということになる。7-14mmは素晴らしいレンズだけど値段も飛び抜けてるので結局選択肢としては8mm Fisheyeぐらいなんだよね。
じゃあ、4/3はパノラマ撮影にむいていないかというと、むしろ逆にむいてるんじゃないかと思うのだ。
4/3はその素子サイズから被写界深度が深い。フルサイズと比べると2段、APSサイズとでは1段絞った状態になる。これは絞り込んで撮影するパノラマ撮影においては逆にシャッター速度を2段稼げることになる。また、テレセントリック性の高い光学設計のため周辺光量の低下が小さい。これも複数の画像を繋げるパノラマ撮影では有利な点だと思う。あとはE-410等の軽いボディが出てきたことで、パノラマ雲台を小型化できるんじゃないかということもある。
結構4/3でパノラマ撮影って良いと思うのだけど如何でしょうかね。