nanoとOMP
ちょっと前の話なんだけど、コレを友人よりもらった。
やっぱりこれはモノとしての強烈なインパクトがあるなとあらためて思ったものでした。
さておき、
新しいiPodが発表されたわけだけど、とりあえず良かったと思えることは、
・ジョブズが復帰
・iPhone OS 3.1リリース
・iTunes 9がリリースされ、iPhoneのアプリ管理ができるようになった
てなところか。
まぁ今回はジョブズの顔見せイベントじゃないかと思えたり。
ビデオ付nanoが目玉だったのかもしれないけど、なんかそちらはどうでもいい気持ちで一杯で。
OMPとかMacintosh 128Kや初代iPod、iPhone、はたまたE-1や最近のものではE-P1などなど、あらゆるプロダクトでその初号機というものは、その実はともかく気合いが入っている。OMPなんか今触ってみると本当におもちゃ以下と言えるようなつたなさはあるものの、その後のMessage Padとは異なる隅々まで気の抜けない造りをしている。
そういった気合いの入った初号機が牽引してプロダクトは拡張していくものだけど、その拡張とともに気合いが薄れるわけではないのだろうけど、そのプロダクト自体の魅力は薄まっていくように思う。
かつてはとてもナイスなワンポイントだったレインボーアップルが、PowerMac G3のベージュボディについているころにはなんともダサく感じたものだ。
今回のビデオ付nanoにはなんとなくそれと同じダサさを感じてしまったのだ。
初代iPodから受け継がれてきたiPodの象徴とも言えるクリックホイールが、まさにかつてのレインボーアップルのような古くさいものに見えてしまったんだよね。
噂されているようなタブレットMacがでてくれば、いよいよクリックホイール付のiPodはtouchに吸収されていくんじゃないだろうかね。
かつてのレインボーアップルが単色アップルになったように、iMacがトランスルーセントボディを捨てたように、Mac OSが画面の4隅のRを捨てたように、iPodもクリックホイールを捨てる時期に来てるんじゃないか。
そんなクリックホイールの末期感を感じてしまったのが今回のnanoで、それでも初号機のもつインパクトは色あせないなと思わせてくれたのがOMPだった。