「この世界の片隅に」が素晴らしかった
「この世界の片隅に」が高知でも上映されることになりまして、早速みてきた次第です。
あちこちで絶賛されておりますが、実際素晴らしかった。岡田斗司夫が高畑勲が歯ぎしりしてそうとか言っておりましたが、まさにそんな感じ。
原作ファンとしてはリンさんのエピソードがカットされていたところが少し残念。まぁ時間を考えたら仕方ないのかな。
ただ、それでも随所に原作を丁寧に拾い上げていたり、歌や小さなカットで原作の内容をより膨らませていたりしたところが素敵でした。
今年の映画はヒット作が多く、実際例年よりも多く映画館に通っている感がありますが、「この世界の片隅に」はそれらのなかでも特に光ってました。
町山智浩がこの映画について語っていた際に、今の若い世代にとっては説明不足なところもあるという話をしてましたが、確かに「はだしのゲン」をみて育った世代には不要な説明も、それ以降の世代にとってはわからないかも。
でも、そういうわからないところを読み解いていくのもまた楽しい部分じゃないかと思います。
映画をみて、その後また原作を読み返してみて、また映画がみたくなって。
とそういう答え合わせ的な散策をしばらく楽しみたいです。