/ category : camera / date : 200610  » reset
E-システムの第二章とは

【インタビュー@Photokina 2006】
オリンパスの何が変わったんだ? と思われるぐらい、いろいろな製品が出てきます [link]


これを読んだオリファンはPMAまでは待ってみるかという気にさせられる。
E-400が日米で投入されないのは単純な弾数不足なのか。。。

さて、どうやらE-400もまた、かつてのE-300同様に後継機とともにデリられるような感じである。E-300がライブビューを搭載してE-330となり、E-システムの1路線を担ったように、E-400も何かしらのパワーアップ要素を追加した上で、E-システムの定番シリーズになるということだ。その追加要素とは何なのか。

インタビューでは手ブレ補正についてもふれていて、“さほどお待たせせずに” 提供されるらしい。
じゃあ、E-400後継機には手ブレ補正かというと、それだけではないんじゃないかと思う。
ひとつには他社が既に搭載してきている手ブレ補正を今更追加したとしても、それほどインパクトがないというのがある。ここまで期待させることを言ってるのだからそれはないんじゃないかと。
もうひとつは、オリは先の「宣言」でもそうだが、どうもPMAからE-システムの第二章を始めようとしている。そしてそのPMAで全ラインナップをリプレイスしそうな気配である。E-システム全体をリフレッシュするような大きな変化とは何か。
やはりそれは撮像素子における変更じゃないかと思うのだ。

インタビューの最後で、
「フォーサーズの第二章に向けて、“モデルチェンジで待たせることが2度とない”体制が整いました」
という発言がある。これは単純に読めば生産体制をPMAに向けて整えてますという感じだが、同じくインタビュー後半に
「PMAでは“これぞフォーサーズだ!”と、誰が見ても納得できるものになります」
というものもある。
フォーサーズというものが賛同メーカー間のボディやレンズのマウント情報をオープン規格にし、自由に組み合わせを楽しめる環境を目指したことを踏まえて考えれば、「これぞフォーサーズ」な「モデルチェンジで待たせることが2度とない」体制というのは、撮像素子を交換式とし、かつそれをオープンにするということではないだろうか。
従来のレンズを資産としてボディのみを定期的にアップグレードしていくことよりも更に一歩進んだ、レンズもボディも資産とし撮像素子のみをアップグレードできる環境というのが、「モデルチェンジで待たせることが2度とない」体制といえる。
E-1の後継機の開発にやたらと時間がかかっていると思われていたのは、まずこの交換式撮像素子というものが先にあり、E-1後継機もこれを搭載することを前提にしていたために、そのスタートを遅らせざるを得なかったのではないか。
そしてこの交換式撮像素子をダストリダクション同様全てのE-システムに搭載するというのが、オリの言う「第二章」のことではないのだろうか。

そうやって妄想していくと、今回のE-1後継機のコンセプトモデルが、バッテリーパックを装着した状態で公開されたのは、ボディ下面にバッテリーカバーとは別にもうひとつの窓があることを隠すためだったのではないかと思えてくるのだ。
| 1 |