» back   » home
スイッチ 先週、スイッチが亡くなりました。

食欲が落ちて元気がなくなっていたので、病院につれていったら風邪でしょうということで、注射をうってもらって、その後ちょっと良くなってきていたので少し安心して2日程出張。その間に相方が病院に通ったところ、どうも悪くなってきているということで検査をすることになり、その結果、白血病であることが判明しました。あと肺炎も併発しているとのことでした。そして、その後は急激に具合が悪くなり、出張から戻ってきたときには、ぐったりと横たわったままで頭も持ち上げられないような様子でした。
とにかく傍についてやって、体をなでてやっていると、ぱたっぱたっと弱々しくもしっぽを振り、かすれた声を出し、ついには苦しそうにしながらも足を四方に踏ん張って立ち上がり、頭を擦り付けてきたのでした。それは、いつもスイッチが甘えるときにするお決まりの行動でした。
もういいから。わかったから。じっとしてな。と抱きかかえてやるとまたかすれた声で甘えて目を細めました。
その数時間後に急に吐いて苦しみだし、他の猫と喧嘩をする時のようにしっぽがふくらみました。
あ、これはまずい!と咄嗟に思い、抱きかかえて何度も声をかけたのですが、苦しそうな声で鳴き続けました。最後にひと鳴きした後、スイッチの目からすっと一筋の涙が流れ落ちました。抱きかかえている腕のところまで、本当に綺麗に一筋さらさらっと涙が流れて、そしてその後、ゆっくりと力が抜けていきました。

その後はあれやこれやと台風も来たりでバタバタしていたのですが、翌朝に裏庭に埋めることにしました。住んでる敷地内には埋めない方が良いとも言われたのですが、どうしてもそうしたかったのは、おそらくそれだけスイッチが家族の一部として、そこにいるのが当たり前になっていたからでした。

相方共々、まだまだ先々まで一緒に暮らしていくイメージがあっただけに、ぽっかりと開いてしまった穴が大きすぎて、なんとも気持ちの決着がつきません。
でも、娘の「もう歳だったものね」という頓珍漢なフォローに苦笑いしつつ救われてます。
this page url :
comments

name*: 猫画像を3つ選択して下さい
mail:
web:
※メールアドレスは一般に公開されません。
非公開コメント