MessagePad 6+
iPhone6+を横位置にした際の表示がNewtonぽいなと思ったら、このデカさも何となく納得できた気がする。
これは携帯電話ではなく、電話もできるPDAなのだ。
初代iPhoneが発表された際に、壇上のジョブズが「革命的な新製品を3つ発表します。」と始め、
・ワイド画面のタッチ操作のiPod
・革命的携帯電話
・画期的なネット通信機器
と3つのアプリアイコンで発表し、その後それが独立した3つの機器ではなく1つのものであると発表して会場を沸かせたものでした。
しかし、その名前が示すようにそもそもはこれは携帯電話だったのだけど、今日ではこれら3つの機能はそのバランスが大きく変わってしまったように思えます。
iPodと携帯電話は一機能として存在するのみとなり、「画期的なネット通信機器」がほぼメイン機能となり、端末の性能はより高性能となりPC化が進みつつある。
かつてデスクトップPCとノートPCとが住み分けていたところが、徐々にPCとスマホというスタイルに置き換わりつつあり、iPadが登場したことでよりPCとそれ以外の競争が激化したように思えます。
そんな時代にあってiPhone6+のこのバカでかさは、ぎりぎり耳にあてても許せるか?という微妙なサイズによって、携帯電話とそうでないものとの境目の端末という感じです。
電車の中や喫茶店で取り出した際の微妙な恥ずかしさは、昔MessagePadでのそれを思い起こすところ。
でも、これがPDAだと思えば、なんというか踏ん切りがつくような気がする。
これはMessagePad 6+なのだと。
ヘイ、シリ!なんて音声でのアシスタント起動なんて、まさにかつてのNewtonが夢見ていた世界じゃないか。