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ウサギの耳 かなり悪そうなツラだが、娘の一番のお気に入りウサギの耳が折れてしまった。小さいのでとにかくどこへでも持ち歩いていたのだが、「一緒に風呂に入る」と言い始めた時にすでに何となく嫌な予感はあったのである。湯船の縁に座らされた彼が湯側に落っこちてブクブク沈んだりしてる時にも予感はあった。いつもよりハッスル気味な娘の姿にも予感はあった。

一瞬目を離した隙に、彼は湯側ではない洗い場側に落下した。

カコーン。嫌な音がひびく。そして悲鳴。。

その後、ウサギは病院(接着剤やらのある部屋)に運ばれ、娘は無事に手術が終わるのを祈りながら待っているのだった。
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